便秘は良くあることですが、たかが便秘だと思って放っておくと、とんでもない病気が潜んでいることもあります。
便秘の解消法は、食事と生活習慣の改善をすること、運動が基本ですが、便秘の背後に病気が隠れている場合には、
これらの解消法を実践しても便秘は良くなりません。
便秘を引き起こす病気として挙げられるものは、大腸がんや大腸ポリープ、大腸憩室、腸管癒着、腸閉塞、老人性
巨大結腸症、ヒルシュスブルング病、婦人病などがあります。
大腸がんや大腸ポリープができると、腸の内径が細くなります。細くなった部分に便が詰まってしまうために便秘
が起こるのです。
大腸がんや大腸ポリープの場合は、便が細くなった腸を無理に通るときに腸壁が傷つき、血が出ることがあります。
これが血便です。
他にも腹痛があったり粘液まじりの便が出た場合には病院を受診しましょう。
大腸憩室とは、腸壁が袋のように飛び出していることを言います。
飛び出している部分は炎症が起こりやすく、炎症を繰り返していると、その刺激によって徐々に腸管が狭くなり、
便が通りにくくなって便秘となるのです。
腸管癒着とは、手術後の後遺症です。
開腹手術を受けた人や腸炎、腹膜炎を起こした人に多く見られ、大腸に癒着(くっついてしまうこと)が起こり便
が通りにくくなって便秘となるのです。
腸閉塞は、腸が途中でふさがれてしまう病気です。
出口がないために内容物(便)が通過できなくなります。
激しい腹痛やおなかの張り、便のにおいのする嘔吐などが起こります。
放っておくと死亡することもある恐ろしい病です。
老人性巨大結腸症とは、老人に多く見られる病気で、S状結腸が便秘を繰り返しているうちに、さらに長く太くな
って、そこに便が溜まって便秘となる病気です。
ヒルシュスプルング病とは、生まれつき腸管壁に異常があって、そこから先の腸が巨大に膨らむ病気です。
新生児や乳幼児から慢性便秘になるとこの病気を疑います。
婦人病は子宮筋腫や卵巣嚢腫が大きくなると直腸を圧迫して便秘になります。
これらの病気が原因となっている場合には、いくら便秘の解消法を努力しても解消されないので、頑固な便秘が続
く場合には病気を疑って病院を受診しましょう。
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